製造現場で必要なITスキルはこれだ!!

製造業×IT

こんにちは、製造業IT技術者 ふみ です。以前記事にした「生産技術・生産管理者は、生き残る為ITスキルが必須になります。」の対策として今回はITの何から学んでいくべきか、製造現場のシステム開発導入を20年経験してきたふみが説明したいと思います。

前回の「生産技術・生産管理者は、生き残る為ITスキルが必須になります。」
はこちらを見てください。 https://test.kabusin.com/itskill-seisangijyutu/

【結論】 データベースのデータ操作スキルを持ちなさい

なんで今更と思った方、なんでそれが必要?と思った方へ、その理由を今から解説していきます。

①なぜデータベースなのか?

20年前から変わらずシステムアーキテクチャの中心にいる

以下の図をご覧ください。簡単に生産システムの概要を書いた図ですが生産計画をデータベースに登録し、その計画通りに生産ラインを動かすという構図は今も変わっていません。その中心にいるデータベースの知識を付ければ生産がどのように流そうとしているのか全てを知ることができるからです。

AI時代の肝は「データ」

ニュースで頻繁に出てくるAIですが、なぜ今ここまでできるようになってきたかというとSNS含め必要なデータが膨大に集められるようになったからです。
AIを活用するにはデータが必要です。それも何をAIに食わすかある程度的を絞る必要があります。※現時点 そう考えると、データ操作についても構造についても詳しくなっていけばAIが中心の世の中になったとしても、強いスキルとして残るでしょう。

データドリブン型社会に対応できる

データドリブンとは、データを元に意思決定していくことです。AIのところでも書きましたが、データが大量に取得できる状態になってきました。今まではデータがなかったので経験者の勘で決めていたところが多かったですが、本来はデータ(ここでは実績)から次にどう動くか決めていのが間違いない成功の近道です。セオリーに沿ってます。今後そういう社会なってくることはまちがないので、それが当たり前になってくる前に今社会システムの中核を担ってるデータベースを勉強しない手はないです。いくとなのでこのデータをもとに活動していく社会になっていくのは正しい動きだと思います。データがたまっている先を知っていて操作も知っていればいざということきに有効なスキルとして活用できます。

②データベースを学ぶメリット

知りたい情報がすぐ手に入る

データ蓄積されている先とそのデータの操作方法がわかれば
誰かの力を借りずとも自らの力で知りたい情報を取りにいけます。
これって非常に重要なことだと思います。人に頼っていたらいつまででも
依存関係から抜けれません。

集計、グループ化、ソートが容易にできる

日頃の業務なのかで、データ項目に対してどれぐらいのボリュームがあるか
、どんな種類があるか、多い順に並べたいとかそんなこと感じたことないでしょうか?データベースでの操作(SQL)を覚えればそれらは容易にできるようになります。

知見を貯めれる

データベースを活用したシステムの中に、ナレッジDBなるものがあります。
名前の通りあるテーマについてデータを記録していって知見を貯めていくシステムと思ってもらえばよいと思います。それらは単純にデータベースの中にデータを貯めている(方法はあれど)仕組みであるため。データベースの基礎を学べば
自分で簡単なナレッジDBをつくってみるのもよいのかなと思います。

資料作成(プレゼン等)で役立つ

自由にデータを抜き出せる、また処理させることもできるので
グラフを作る元データを引っ張ってくるのに最適なスキルです。
利用しない手はないです。

③選ぶべきデータベースの種類・製品

種類:RDBMS(リレーショナルデータベース)

調べればデータベースにも色んな種類ありますが、RDBMSを選ぶべきです。
なぜなら世の中でデータベースといえばこのRDBMSだからです。
なんといっても一番のメリットは、SQLでデータ操作が容易にできることです。

種類どんな構造かわかりやすく
RDBMS
(リレーショナルデータベース)
「Excelを例に」
シートに顧客リストを作ったとします。
そのシートをテーブルという単位にしてデータを管理するイメージです。(表形式によるデータ管理)
このテーブルをそれぞれ独立性を持たせ、複数管理することによりデータベースが完成するというわけです。
特徴として以下3つ挙げれます。
特徴① SQLにより容易にデータ操作ができる
特徴② データの整合性確保(トランザクション)
特徴③ 権限制約をつけることができる

製品:PosgreSQL

RDBMSの中で、2020年現在考えるとPosgreSQLがよいと思います。
データベース人気ランキング(以下図)では4位に甘んじていますが
業務システムで使うとなれば以下の3点からPosgreSQLがベストだと思います。
①無償・・・・・・・・・・・・オープンソースであるため無償ライセンス
②商用実績・・・・・・・・・・商用システムでの採用実績が多い
③有償ソフトと遜色ない機能性・トップシェアのOracleに負けないほど多機能

2020年8月 データベース人気ランキングスコア

ランク製品スコア
1Oracle1355.16
2MySQL1261.57
3SQL Server1075.87
4PosgreSQL536.77
5DB2162.45
出展:https://db-engines.com/en/ranking

⑤でも難しいことは専門家にお願いする

データベースは学べば奥が深いです。データベースのエキスパートはチューニングだけで飯食えるといわれるように専門性が高く難易度も高いです。
この記事を見ているであろう生産技術、生産管理者の人はそれら難しいところは専門家に任せてデータを操作するところから覚えて、興味があれば深堀すればいいと思います。目的は効果を出すことだと思うので。。

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